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月別アーカイブ: 2025年12月

【サイネージ施工】16面マルチ液晶モニター

 16面マルチ液晶モニター(Philips製)50inch 4×4=200inch

施工精度がとっても重要なマルチ液晶モニター

注意点に留意しながら施工を遂行

マルチ液晶は何度も施工してますが、回を重ねるごとに施工精度

への要求が毎回高くなってしまう。

特にモニターごとの前後の面合せとモニター間の目地の細さ。

施工者泣かせの精度要求。

工程と注意点を記載してますので、お施主様、設計担当者様は

留意して検査にお役立て下さい。

 

【①ブラケット取付け】中央付近を起点に

墨出しが最も大事。この時点でずれが生じると最終仕上げに影響

レーザーを使って縦横をミリ単位で墨出し

 

【②入線工事。電源線】電源線・信号線を入線

メンテナンス時のことを考えて各配線の長さを決定。

遊びが多すぎるとブラケットの出し入れに影響がでるので注意。

 

【③分配器取付け】HDMIケーブルを接続

ブラケットに配線がはさまらないよう、配線ルートを注意

【④液晶パネル取付】プッシュ型ブラケットは前方に飛出す
モニター間のクリアランスが最小になる様、ブラケットを
取付けているため、モニター同士が接触しないよう注意を
はらう。(クリアランス=1mm程度)
こすれただけでモニターの端が破損する。
※表層強化ガラスの割れ、液晶パネル破損、液垂れ等
【⑤点灯確認】RGB単色での点灯確認、パネル不具合検査
様々な色を点灯し色や明るさのムラをチェック。
モニターの傾き、前後の面合せ、目地の幅、配線ミスの有無
、液晶の不具合の有無、強化硝子の不具合の有無、制御機材
、配線ミスの有無等を検査を実施。
問題がなければ1面毎の色、輝度、アドレスを設定/調整
【⑥映像確認】配線/再生機の稼働検査、色/輝度調整
画像・映像を再生機材から流し、表示精度や画像の切替わり
に問題がないかチェック
制作した映像/画像に問題がないかチェック
機材の設置精度の完璧
3D映像も美しく表示
施工完了!!