-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
京都駅前商業施設のエントランス丸柱に2.5mmピッチの円形LEDビジョンを設置。
天井飾りと合わせて京都らしさ満載の配灯・演出に仕上がりました。
京都には季節毎に鮮明な色彩があふれています。
1200年の歴史があり、時代の中で生まれた個性ある素材が満載。
映像表現し得るモチーフにはことかかない地域。
半面、歴史的文化を損なわないよう屋外装飾、屋外映像表現には規制が多く、演出業界人泣かせの地域。
それだけに店内では大いに遊びを取り入れ、京都の歴史や情緒をより一層表現し新たな文化と歴史を生み出して欲しいです。

【難関ポイント】
・LEDビジョンを丸柱の形状に合わせて湾曲させて制作。
・LEDビジョンユニット(鉄箱)も同様に円形状に制作。
・LEDビジョンの継ぎ目や歪みをなくし、精緻なレベル調整を実施。
・ピクセルピッチが2.5mmと非常に高精細であるため縦/横1mmズレでNG。
・施工精度は0.1mm以下に設定。
・人が触れる可能性があるためLEDパネルをGOB仕上げに。
LEDパネルにグルーを施しているため、施工時に素子を破損させると修理ができず
パネルは廃棄となります。細心の注意でLEDパネルを取り扱わなければならない。
・映像は360°継ぎ目なくつながって見える様に制作。
「GOB」とは「Glue on Board」の略。LEDモジュール表面に特殊なコロイド層を施す技術。この技術によりディスプレイは水や埃、湿気から保護され、耐衝撃性が向上。
人が触れる可能性のある場所や、通行量の多い場所への設置におすすめ。
従来のSMDモジュールに封止工程を追加したもの
【現場工程】
①墨出し 丸柱下地フレーム/天井フレーム設置位置決め

②丸柱幕板取付 床レベル合せ

③丸柱下地フレーム/LEDユニット取付け 丸柱からの出幅を調整しLEDを360°につなぐ

④丸柱LEDユニット/LEDパネル取付け 下から積み上げ、1段毎に360°継ぎ目なく施工

⑤丸柱LEDビジョン目地調整/アドレス設定 素子単位で縦横目地を調整

⑥天井飾り鉄骨取付け

⑦天井LEDユニット取付け 吊ボルトにLEDユニットを固定

注)ボルトの呼称に地域差があり職人さんへの指示が伝わらないこともしばしば・・・
関西=寸切り / 関東=全ネジ
⑧仕上げ 配線接続/点灯確認/輝度調整/色調整等

施工完了 無事完成
360° どこから見ても映像、機材共に継ぎ目なし。完成度に納得!!
【反省点】
床や柱のゆがみが影響して0.1mmの精度を出すことに難航。
レベル調整に多大な時間と労力を費やしてしまいました。
次回からは部材を現場組みするのではなく
下地フレームとLEDビジョンを半円形に組み込んだ状態で現場に持ち込もう。
現場でレベル調整しながら半円と半円をジョイント。
それを3段積みにする工法を採用しよう。
映像はフルグラフィック制作で継ぎ目なしに
パソコンモニター平面で見ると左端と右端の絵をつなぐ作業を軽減できる工夫が必要。