16面マルチ液晶モニター(Philips製)50inch 4×4=200inch
施工精度が重要なマルチ液晶モニター
特に前後の面合せとモニター間の目地の細さに注意




●製品取扱について
マルチ液晶モニターの取り扱いには細心の注意が必要です。
通常の液晶モニターには四方にベゼルという枠がございます。
その為、強化ガラスの四方が破損することはめったにありません。
しかし、マルチ液晶モニターには四方ベゼル/筐体がございません。
強化ガラスが側面、正面に露出しています。
少しでも当てると強化ガラスが破損してしまいます。
強化ガラスの破損は「はまぐり」といってガラスの端が凹んで欠けてしまいます。
そうなると製品交換しか対応方法がございません。
開梱時、運搬時、設置時、調整時、気が付かない間に「はまぐり」ができていることが稀にあります。細心の注意を払っても。
全サイネージの中でこれほど注意を要する製品はございません。
ただのモニターと思いきや最も注意をはらう必要がある特殊製品なのです。
●施工精度について
マルチ液晶モニターの施工の難易度。墨出しの精度。設置経験の重要性。
ただ取付けるだけですと簡単なんですが・・・
全面設置後の仕上がり精度を高めるため私たちは施工精度を極限まで高めます。
ブラケットはプッシュ型。押すと前に飛び出します。
ブラケットにモニターをひっかけ奥に押し込むと壁面に納まります。
モニター重量25kg。この加重でブラケットに垂れが生じます。
壁面に押し込んむと上下や左右のモニターがこすれ合うという結果に・・・
目地を均等に1mm~2mmのクリアランスにするためブラケット取付け時の墨出しに時間と注意、労力を費やす必要があります。サイネージの完成精度を高めるため何度も何度もやり直します。
すべてのデジタルサイネージの施工はこの墨出し精度が重要です。
特にマルチ液晶モニターはブラケットが前後稼働式なので精度を出すのが最も困難な製品なのです。
しかし、仕上がりにこだわった仕事に日々従事することで、お客様のより高い要求にもお答えする技量が身につきます。また仕上がりに対してお客様の信頼も得られます。
これが最高の営業活動なのです。
私共は今後も施工精度にこだわっていきたい。ただ取付ける。それなら他社様でよいのではないか。
【 NO WHERE ➤ NOW HERE 】 これからも企業理念を貫いて参ります。
●環境温度について
マルチ液晶モニター200inchは消費電力が大きく、非常に熱を発します。
200inchモニターの前に立つと汗が滴り落ちます。10分と前に立つことができません。
クーラーがなければ空間温度は40℃以上になってしまいます。
気温上昇した空気をモニターが吸気→排気→吸気→排気と繰り返すことで液晶モニターの内部温度が50℃に達し自動制御が作動し、映像表示を停止してしまいます。
製品トラブル、製品の低寿命の原因になります。
設置環境の温度、空調計画を考慮してサイネージ計画を進めて下さい。
自然冷却で温度が下がるほどやさしい製品ではございません。
●解像度比較:200inchとして
①16面マルチ液晶(200inch) 7680pix×4320pix
②2.6mmピッチLEDビジョン 1920pix×1080pix
※表示器本体の解像度には大きな差があるが再生映像の解像度は同一である。
※映像解像度がフルHD(1920pix×1080pix)の場合、マルチ液晶は1/4表示。
LEDビジョンの場合はほぼdot by dot できれいに表示。
※映像解像度が4K(3840pix×2160pix)の場合マルチ液晶は1/2表示。
2.6mmピッチLEDビジョンの場合、1/2のみ表示。
1.25mmピッチLEDビジョンにするとほぼdot by dot できれいに表示。
●発光輝度
①マルチ液晶 500cd/㎡
②LEDビジョン1000cd/㎡
マルチ液晶モニターの発光輝度は家庭用液晶モニターと大きく差がなく、あまり明るい製品ではありません。
家庭の場合、環境照度が300lx~500lxなのに対し、商空間の環境照度は500lx~1000lx。
商空間にマルチ液晶モニターを導入する場合、500lx以下の照度設定した方がよいです。
それぞれの発光輝度からコントラスト値の差が明確である。
LEDビジョンの方が映像が明瞭に見えるという結論です。
●10年収支
①マルチ液晶モニター
初期導入費 60万円×16面=960万円
5年リプレイス 60万円×16面=960万円
10年リプレイス 60万円×16面=960万円
※平均寿命5年程度
10年TOTAL 2880万円
②LEDビジョン(2.6mmピッチ想定)
初期導入費 80万円×18㎡=1440万円
メンテ交換部材 2万円×18㎡×5年=180万円
※5年程度はメンテフリー
※6年目以降はトランス、パネル交換程度
10年TOTAL 1620万円
①と②を比較すると5年使用するとLEDビジョンの方がコスト安。
●市場動向
解像度、発光輝度、コスト面から考察して100inch以上のサイネージの導入をご検討される場合、LEDビジョンが採用されるケースが多い。